右:キャプテン・スコット 左:エリック(デッキハンド)

7時にホテルへピックアップに来たのはキャプテンのスコット

マリーナへ向かう道中、キャプテン「風が強くてベイトフィッシュが上がってこない、GTは期待できない、その代わり、昨日は5匹のマーリンを見たとのことで期待できる。」とのこと。やはり、GTは無理か・・・。でもマーリンが期待できる。未知なる世界、フライでマーリンをゲットの緊張感とプレッシャーの高まる中、マリーナに到着。

MoonShine号では、キャプテン(スキッパー)のバリー・クロスデッキハンドのエリックが準備をしてスタンバイ。あとで聞いたらエリックの父はIGFAのプレジデントだそうだ。

バリーが釣り方についていろいろ説明してくれる。日本語も多少使ってくれるし、釣り用語なら英語でも理解しやすい。
狙い方は、ティーザーとしてライブベイトやルアーを引きながらマーリンが追ってくるのを待って、フライをキャストするというもの。

ポイントはケアンズの沖25kmほどの所。着くまでの30分ほどの間、日本から持ってきた雑誌をバリーに見せてると、皆川氏や田辺氏のガイドもしたそうで、バリーって結構有名なガイドみたいだ。
風は強くタワーの高いクルーザーは結構揺れるが、波は無く穏やかな海だ。
ポイント到着からティーザーを流し始めて10分ほど、バリーが「マーリン!」と叫ぶ。
教えてもらったとおりに、キャスティングのスタンバイ。水しぶきが近づいてくる!。
思わずグリップを握るてに力が入る・・・。

「キャスト!」の指示、ティーザーの少し先にキャストするとデッキハンドがティーザーを抜き去る。
水しぶきがフライの位置に近づいてくる・・・。バリーが「ストリップ」と言うのに合せてリトリーブ。

ギュイーーン!!、リトリーブしていたフライラインが引き出される。Penn4ARのドラグを鳴らして、あっという間に100mもラインが出された。
走りが止まりそうになったので巻き始めてすぐに、
うおー!マーリンの全身ジャンプ!!。
バリーの「落ち着いて」「ゆっくり」の声に励まされ、デッキを右に左に移動しながら出されては巻き出されては巻きを繰り返す。
その間にもマーリンは2度もジャンプ。腕が苦しい、このままロッドごと持っていかれるんじゃないだろうか・・・ラインは大丈夫か?#12のロッドは大丈夫か?・・・。
エリックがファイティングベルトを付けてくれる。

フライラインまで巻いたあたりで、さらにマリーンの抵抗は激しくなる。完全に下に入ってるようだ。せめて間近に魚を見たい・・・。
息を切らせてやっと船べりに寄せてきても、また走られる。リーダーまで巻き取っても走られるとバッキング10mを何度も繰り返し、何度目かに寄せたときにエリックがタグを打った!。バリー「グッド ジョブ!、ユウ アー何とか(憶えてない)」、マーリンゲームはこの時点で成立。この後、フックを外してリリースしてもいいのだが、
でも、息子だってコアラ抱っこの写真とってるんだ!、俺だってマーリン抱っこの写真撮りたい!。
私「アイ ホープ フォト ウィズ」、バリー「ベリー ディフィカルト バット 頑張れ(日本語)」
さっきまでの寄せては走られを何度も繰り返すが、腕の感覚が無くなって来てる。ホントに根性しかない状態...
キャッチするためにはマーリンのツノをボートに近づけなければならない。

タグを打つまでの3倍くらいに感じる時間をかけて、やっと寄せる、
(デジカメのタイムスタンプを見たらタグまでが10分、キャッチまでが25分)
エリックがテイラーで何度かキャッチを試みた後、最後はグローブを付けた手でキャッチ!。

撮影後に計測、すぐにリリース。ウェイトは23kg、体長は計測しなかったが1.8mほど。
「アイム ベリー ハッピイ!」「サンキュウ!」の言葉しか出てこない。
バリー「ユウ アー グレート フィッシャーマン」
キャプテンも「ユウ アー ベリー ラッキー」などと祝福してくれる。
この「ラッキー」の言葉の意味がのちに分かる。。。


バリーが、まだマーリン・フライフィッシングにチャレンジするかと言う。思わず「ワンス モア!」を口にするが、キャスティングはともかく、今度ヒットしたら腕が持つだろうか?の不安。

しかし、その後もティージングを続けるが、3度のチェイスを見ただけで、バイトまではいかない。
ボートどうし無線でやり取りしているのを聞くと、「NEW MOON号はノー フィッシュ」だそうだ。
俺のスケジュールを押しのけた取材の米国チームは5日目にして、まだノーキャッチ!!。
さっきもヒット後5分でバラしたそうだ。これで、「ベリー ラッキー」の意味が分かった。

その後、ジギングのできるポイントを魚探でさがしながら、鳥山を見つけては80gのジグキャストで3匹のカツオをキャッチする。キャプテンはイエローフィン(キハダマグロ)を探しているようだったが、時間切れでマリーナへ5時帰港。

NEW MOON号も午後に1匹ゲットしたそうだが、俺は1分の1!!、米国チームは5分の1!。・・・・勝った!(^o^)丿。

右:キャプテン・バリー・スコット(スキッパー) 左:エリック(デッキハンド)
マリーナに帰って、ボートで記念撮影などししていると、キャプテンのスコットは俺のキャップ・ストラップが気に入ったようで、なんせ、このストラップのおかげでファイト中に帽子が飛ばされても安心だったC&Fのストラップをプレゼント。1,000円のストラップだったけど記念にヒットフライももらったしね。それに、IGFAにタグの報告カードも出してくれたし、一生の思い出です。

「シー ユウ アゲイン!」再会の言葉でクルーに別れたけど、今度来れるのはいつになるか・・・